観測場所はどこがいいかな?



食の継続時間の要素

どうせ遠くまで行くなら出来るだけ観測条件の良いところへいきたいところです。
このような観点からですと、陸地での観測での最善の選択はトカラ列島となり、
その中でも悪石島での皆既の継続時間は6分25秒ということでベストを目差すなら
悪石島ということになります。
一方、屋久島の南端で4分強、奄美大島の北端で4分弱の皆既継続時間ですので、これでも
十分長いと考えるか、あるいは最善の2/3と考えるか、悩ましいところです。

皆既日食の継続時間

※国立天文台のページの掲載値より算定

天候の要素

一番の問題は当日晴れるかどうかという点です。
こればかりはお天道様しかわからないのでどうしようもないのですが、
まずは参考程度のものですが過去の7月22日の当該時間帯1時間あたりの
日射時間を以下にまとめてみました。

皆既日食観測地での過去日射時間
各地の過去当該時刻での1時間あたりの日射時間(hr)実績(気象庁のページより抜粋)
※日射時間1.0(hr)ならば1時間中1時間日射があったことになります。

この地方は梅雨明けしている可能性が高くどの地点も極端な差が出て
いるわけではありませんが....
さぁどうしましょう。

宿泊/アクセス環境

トカラ列島

 十島村のページを見ていただいてもわかるのですが、トカラ列島各島での宿泊、 アクセス環境は非常に悪そうです。運営側が十分な配慮を怠ると地獄絵図状態に なることすら考えられますが、受け入れ人員のコントロールなどを上手にやってもらえ
るならば非常に良い観測地になる可能性もありますね。

屋久島

屋久島町「受入基本方針と受入可能人数について」(2008/7/17)によると
屋久島の受け入れ可能人数は4500人とのことです。 予約方法(入島方法)や観測場所等その他の事項については、10月22日開催予定の 第3回皆既日食屋久島町対策協議会で決定するそうです。

奄美大島

2008/10/13
2008年10月9日付けの2009皆既日食奄美市実行委員会のブログが更新されていました。
受入可能人数
6,800人
奄美市:5,000人  奄美市以外(奄美大島内):1,800人
この,6,800人は,住民をはじめ来島者の安全・安心を確保することを最優先とし,現時点で来島者が宿泊可能な人数として算出したものです。

2008/8/24
2008年9月に受け入れ可能人数を示すとのことです。
現段階(2008/7)での奄美大島の宿泊施設収容人数は3328人とのこと。
今後公的施設の開放などを検討するそうです。


もどる

(c)2008 2009eclipse.nazenaze.info All Rights Reserved.